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パートタイマーと社会保険

2016/09/18 23:11 に Atsuro Fuke が投稿   [ 2016/09/19 17:50 に Admini strator さんが更新しました ]
平成28年10月1日からパートタイマー等短時間労働者の健康保険・厚生年金保険の被保険者資格の取得基準が明確化しますが、毎度のことながらあまり周知されていないような気がします。

(1)昭和55年内かんから法律へ
従来の基準では、1日または1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が通常の労働者の「おおむね」4分の3以上であればパートタイマー等短時間労働者は健康保険等の被保険者資格を取得することとなっていました。実はこの基準、法令でも通達でもない内かんなので、私は社会保険労務士試験の受験生時代その存在を知りませんでしたし、当然ながら、当時の専門学校のテキストにも載っていませんでした。
しかし、10月1日からは1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が通常の労働者の4分の3以上と明確化されるとともに健康保険法・厚生年金保険法にも明記されます。
この所定労働時間及び所定労働日数とは就業規則や雇用契約書等により、労働者が通常の週及び月に勤務する時間及び日数のことをいいます。

(2)加入対象の拡大
常時(1年で6カ月以上)使用する厚生年金保険の被保険者数が501人以上の企業に勤務しているパートタイマー等短時間労働者で、①週の所定労働時間が20時間以上、②雇用期間が1年以上見込まれる、③月額報酬が8万8千円以上である、④学生でない、のすべての条件を満たす場合は、新たに健康保険・厚生年金保険の被保険者になります。
宮古島市の場合、常時使用する厚生年金保険の被保険者数が501人以上の企業となると非常に限定されてしまうでしょうが、法人全体で判断するので〇〇会社宮古支店(宮古営業所)に勤務するパートタイマーの方は加入対象となる可能性があります。
この場合、配偶者の社会保険の被扶養者に該当しているパートタイマーの方は、被扶養者とならなくなるので注意が必要です。

(3)健康保険・厚生年金保険の主なメリット
①将来の年金額が国民年金のみの場合と比べて増えます(報酬比例部分の上乗せ)。
②障害厚生年金が代表的ですが、支給対象者が国民年金よりも広くなります(障害等級3級まで)。
③傷病手当金、出産手当金等があり国民健康保険に比べると給付が充実しています。
④会社も保険料を負担します。場合によっては国保+国民年金よりも保険料が安くなります。

事業主の方は、これを機会に自社の状況を検討されてはいかがでしょうか。


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